多摩川の二世帯住宅 〜緩やかに繋げ、緩やかに仕切る〜
この建築家に相談したい

多摩川沿いの台形の変形敷地に計画した二世帯住宅です。

1階は、多摩川の氾濫対策を兼ねて鉄筋コンクリート造とし、通常の住宅より少し階高が大きくして、事業のための倉庫と駐車スペースにしています。2・3階は、構造体を小さくプランが自由にできる鉄骨造として、2階を親世帯、3階を子世帯にしました。

台形の変形した土地を有効に使う為、外壁面に構造体を配し、内部空間が自由に間仕切れるようして、建具のない連続した空間で、家族のそれぞれの居場所を緩やかに繋げ、緩やかに仕切ることを提案しました。ともに床と天井を同じフローリング材を貼り、空間が連続している様をデザインに活かしています。

また、一階の玄関から屋上まで螺旋階段一本で繋ぎ、多摩川の土手からひとつ飛び出したペントハウスにして、多摩川を遠くまで望め、家族で花火大会を楽しめるようにしました。

 

 

構造形式:1階 鉄筋コンクリート造、2・3階 鉄骨造

2階の親世帯住戸。建具のない連続する空間が、奥へと繋がります。

1階は鉄筋コンクリート造の倉庫と駐車スペース。2・3階は、鉄骨造の住戸です。

グランドレベルの玄関から屋上のペントハウスまで、一本の螺旋階段が繋ぎます。

1階の倉庫と駐車スペース。多摩川の氾濫対策として、階高を大きくして鉄筋コンクリート造としました。

1階の玄関。螺旋階段の光が上部へと導きます。

3階の子世帯住戸。床と天井の同じフローリングが、連続する空間を強調します。

屋上のペントハウスからは、多摩川が一望できます。

この建築家に相談したい 建築家のページを見る >